falling leaves

いよいよ全国冬、という感じでしょうか。
(´・ω・)朝晩、寒いですね・・
当方は関東圏ですが、渡り鳥がちらほら中継地点に来てるようです。



うーんスクショを撮ろうかと思ったんですが。
今回は無しにします(´ω`)

原型絵。今回はナイトメアとユンクにしました。
nightmare.png
yunk0.png
また配色が少し違います。


床の模様はあえて描きましたが、面倒でノゥワアァとなりました。アホ過ぎる。
絨毯っぽい模様を意識しましたが
ナイトメアの爪を沈ませるのが嫌だったので、ただの床の模様扱いに・・・
spt03.jpg







原型を描いたので一応擬人化でもこの2人で久し振りに描きました。

atm-tu-eu.jpg

今日は1122の日で、いい夫婦の日だそうですが、夫婦・・・・ではありませんでした




◆スクショ

やっぱり撮ってきました><


2201.jpg
ツーツク 「あ…お参りして行こうかな」


2202.jpg
テュッテ 「ダメよ」
ツーツク 「どうして?」

テュッテ 「この神社には変態が出るの」
ツーツク 「はぁ…そうなの」
ユーファナス 「またそれか。
       お前ら何番煎じなんだ、そのネタは」


1122c.png
ツーツク 「あなたでしたか」
ユーファナス 「・・・時々心が折れそうになる」



テュッテをわさびの湯に漬けてみました。
2204.jpg
暗めの色だと締まって見えますね。
色変えした事がないので、たまに変えてみたくなります





G.L.L11周年の飾りを見てきました。

1122.jpg
ツーツク 「リキシャ!オートリキシャ!」

マハラさんはオートリキシャのような馬力で連れて行ってくれる気もします(どこへ)

バトンタッチ


1122e.jpg
ユーファナス 「俺か。…とりあえずここからか」


1122f.jpg
「あでやかで、可愛らしい」


1122g.jpg
「これは覘いているわけではなく、偶然こういう体勢になった」


1122h.jpg
「世に新しいメニューを送り出す名店である」


1122j.jpg
「彼の飼い主は何処にいるのだろう…」


1122i.jpg
「よし。寝る」


何かすいませんでした。





今回は、以上でした。m(_ _)m
次回に、しょぼいですが企画の募集をこっそりやりたいです。






以下、文章なので畳みます。
割と暗いよく分からないものですがホラー調で、
人間になってるという設定です。
ユーファナスが、のんだくれです。








【 Escape from miniature garden 】




翼ある者は発て。
地を這う者は土の下へ。




秋の良く晴れた日、プラットホームの人垣の中で、青年が手を振っていた。
薄手のラヴェンダー色のコートを来た少女が、青年に振り向いて微笑み、手を上げた。

「気をつけて、テュッテ。夕方、電話するよ」


少女の名は長ったらしい言いにくいものだったが、周囲にはテュッテと呼ばれていた。

その日は、進学したばかりのカレッジで知り合ったボーイフレンドとのデートの帰りだった。
青年の地元の比較的大きな町に遊びに来ていたのだった。彼は実家に寄ると言い、テュッテを先に帰らせた。
あまり気の利いた青年ではないけれど、自分とは共通点があるし、何より穏やかな性格が
上手くやっていけるだろうと思えた。
彼は都市育ちだけれど、テュッテが慣れ親しんだ田園風景も気に入っているようだった。

青年を本当に好きなのかと言われると、自信が無かった。
でも、映画や小説の主人公のような男性に熱中するような感覚を現実の生活に求めるのは
違うと思っていたし、たまに起こる年上の人への憧れも、現実的でないと思う。
望まれてこそ幸せだと祖母が言っていた。

青年は大事にしてくれるのではないかと思った。
何となくなおざりな態度をされる事もあったが、自分はどうかといえば自信は無く、誰だって完璧ではないし、
互いに若いから仕方がないとも考えた。

それでも何か焦燥感のようなものがあるので、やはり青年と本当の意味で付き合うのは無理かと思ってもいた。
突然の告白をされた時、お互いを知らなければならないと言った事を早合点されたのが始まりだった。
絵や裁縫といった趣味にしか興味の無かったテュッテにとって、青年ははじめてのボーイフレンドだった。
青年は最近、指輪を_ペアのものを一緒に選んで欲しいと言った。
傷付けるのが怖いのは、やはり情が傾いているからかと考える。好きになったのかも知れないと。

浮かれているのかも知れない、と思った。
歳の離れた妹が不機嫌になる日が増えたので、聞いてみれば楽しそうに見えるからだと言った。
やきもちを焼かせていたらしく、どうしようもなく可愛く思えて抱き締めた。
自分は馬鹿みたいに見えるかも知れなかった。頭に花が咲いていると表現されるような、
春の中にいるのではないかと。

テュッテが愛情について想像していたのは、もっと真冬の庭の陽だまりのようなものだった。
刺す様な寒さの中でも、それさえあればいとおしむ事が出来るといったような、そういう愛や、そういう愛を抱く魂を
何となく想像していた。
でも、これでも良いのだろう、と思うようになっていた。
恋に恋をするという風な、そんな呆けたみたいな幸せでも初めはいいのかと思った。
そう考えるとどこか少しだけ、胸の奥がちくりとした。

列車内は混んでいた。手近なボックス席に空きがあったので、そこにつっきって行き、
向かいの席のほうを気にせず滑り込んだ。


顔を上げると、正面に座っている男は目を引く容貌をしていた。
服装が芝居がかっている_装飾的なシャツに、ベルトを掛けた重そうな皮のコート、一見して時代が違うような風体な_のもあったが、深い青い目が印象的だった。それでも黒炭のように昏く感じる目だった。

テュッテは思わず見入ってしまい気まずさを感じたが、男はテュッテのほうを全く見なかった。
というより、ひとがそこに居る事さえ気付いていないようだった。
窓の外を過ぎていく風景を、ただ欠け落ちた表情で眺めていた。
その目は何かに似ているとテュッテは思った。ひどく懐かしいものなのだが、思い出せなかった。
コバルトブルー、ラピスラズリという石、そして・・・

男の後ろの席の乗客が、窓を開けた。秋とはいえ日差しが強く、窓際にいれば火照るような温度を感じる。
窓は席にまたがっていたので、男の隣にも外との隙間が少しできた。男は酒のボトルを懐から取り出し、あおって、ほぼ空になったそれを窓の外に放った。この辺りはカーブやトンネルが多く、割とゆっくりと列車は進むが、危険な振る舞いには違いなかった。
テュッテは男の行動をちょっと信じられないと思ったが、非難の言葉は出てこなかった。
早く帰らなくてはならないのだと、何度か心の中で呟いた。
面倒ごとが嫌なだけで、決して怖いのではないと。


男は11、2歳くらいの男の子を連れていた。
その子は、開いたススキの穂のような淡い金色の髪をしていて、
自分のヨモギのような、ミモザの葉のような、良く分からない髪色でないぶん、素敵だと思った。


男の子は白い膝を出した足をぶらぶらさせて退屈そうにしていた。
やがて座席の上に靴のまま立ち上がると、つま先立ちをして、荷物棚に手を伸ばした。男の肩に
手をかけてもっと背伸びし、ついには膝を肩にかけて体を浮かせたが、男はぴくりとも動かなかった。
男の子は、小さな木の箱を手に取った。

それは、茶色い古びた革張りのスーツケースの隣に添えるように置いてあった。
男の子は少し乱れた男の髪を見て、片手で整えてやると、小箱を膝の上に載せて座り、満足そうに微笑んだ。
男は終始無表情で窓の外を見ている。
テュッテは男を少し不気味な存在と思った。

小さな手が不意に小箱を開けると、呻き声を漏らしそうになった。
何故なら、箱には小さな小さな頭蓋骨が沢山詰まっていたからだった。


ネズミにしては小さ過ぎるし、第一、他の小動物だって・・・動物の頭蓋というものは、形がもっと
鼻先に尖っている筈だ、とテュッテは思った。だからそれは、イミテーションだと思った。悪趣味な
子供の遊び道具で、男が買い与えたか何かしたのだろう。でなければ、まるでそれは・・・。


・・・まるで?




「ねえ、お姉さん。僕はね」

男の子は突然テュッテに話しかけた。

「僕は、とってもとってもとっても…」

てのひらに乗るボールをそっと包むような形にした両手を、次第にすぼめていった。

「…小さな生き物だったんだ。
それで、誰かの為にしつらえた、小さな箱庭に暮らしていたんだよ。とっても残酷だと思わない?」

テュッテは「そうね」と言った。子供には良くあることだと思った。空想の物語を自分に当てはめてみるのだ。
妹もよくそうやって大人がついて行けない戯れ話をしたものだった。
7つになった今では、そうした事も無くなったが。目の前の子供は少し大き過ぎるとは思ったけれど、
とりたてて不自然とは思わなかった。


「でも」

男の子は言った。

「ある日、僕はもう誰にも必要じゃなくなったんだ。」


どきりとした。
早くなる脈と、わずかな息苦しさを覚えた。

列車が揺れ、小さい頭蓋がひとつ足元に転がった。それは、カラカラとこそげるような音を立てた。
耳を撫ぜる音から、軽石のように軽くて繊細なのだと分かった。

急に男が動いて、足元に手を伸ばし、頭蓋骨を拾い上げて、男の子の膝の小箱に戻した。

カサリ、という音がした。

男は一瞬だが優しい瞳の表情をいていた。口元も少し笑みを含んでいたかも知れない。

テュッテの背筋がざわざわとした。男はまた何も無かったように前方を見つめ、男の子は頭蓋をじっと見つめていた。
2人の事を、気味が悪いと思った。



暖かい日差しが、暑ささえ感じさせるくらいに差し込んでいた。

窓の外には、裾野を落葉前に色づかせはじめた山々が見える。
トンネルにさしかかり、色彩が突然切り取られて、また突然スライドのように現れた。
渓谷沿いに崖を穿った短い半トンネルの続くそのあたりは、これから美しく、燃える様に色付いていく。
眼下の渓谷にヒスイのような川が流れていて、橋の上には気の早い観光客らが見えた。

男の子のテラコッタ色の大きな瞳は、テュッテを見ていた。



他の席へ行こうかと思い周囲を見たけれど、空席は見当たらなかった。
次の停車駅で降りるふりをして、別の車両に行こうと決めた。
腕の時計の、ラヴェンダー色の文字盤に目を遣り、地図と路線図を思い出してみた。自分でも意味の無い行動だと思った。



「誰も僕にごはんをくれなくなって、誰も僕を見に来なくなった。
誰も僕を呼ばなくなって、誰も僕に触らなくなった。
誰も僕に気がつかなくなって、誰も僕を思い出さなくなった。
僕は…僕は…僕は……僕は忘れなかったのに」



テュッテは心臓を掴まれた様に、胸の痛みを感じた。
呼吸がいよいよ苦しくなり、感情が全身に溢れ、頭の中がそれだけになり、指の先にまでほとばしった。
それがどういう感情なのか、どこから来るものなのかも全く分からなかった。
小さい子の空想だと分かっているのに、どうしようもない悲嘆と憤りに胸がいっぱいになった。
テュッテが感じているのは、明らかにそういった対象のある感情だったが、どこに向ければ良いのかは
見当もつかなかった。
何故そういう風に思うのかも、全く分からなかった。


「酷いと思う?」

「ええ、だってあなたは」


・・・あなたは?



窓の外の空は、木々をふちどっていて、高かった。
空は随分と高い所にあると思った。
葉はやがて落ちる為に風にそよいでいる。でもいつそれが落ちるのかは知らなかった。
そこに本当の季節があるのかどうかも、テュッテは知らなかった。
でも季節は巡ってきて、いつの間にか赤や朱色や金色に庭は埋め尽くされていた。
それでも突然に緑の葉が茂り、そして、思い出したように雪が舞った。
ある時、ふと外に行かなくてはと思った。
ああ、でも、とテュッテは思案した。心配な事があった。
とても気がかりだったけれど、天使が付いているから大丈夫だろうと、自分は妹の手を引く事に集中した。





「優しいんだね。お姉さんは優しいひとだね。
このひとも優しいんだよ。」


男の子は、隣の男の手を掴んだ。
男は手をなされるがままにして、目は変わらず前方の風景をみつめたままだった。


「このひとはね、僕を小さな箱庭から助けようと、さらったんだ。でも
僕はとっても小さな生き物だったから、生きられないでしょう。」

目の前に薄いベールがかけられたように感じた。
テュッテは、もうその先を聞いてはいけないと思った。


「だから、このひとは僕のために・・・したんだ。たくさん・・・たくさん
命がね、たくさん」

「僕の中に込められたんだって。
そして やっぱりそれは許されなくて、このひとは遠くへ行ってしまったの。
だから、僕は待っているんだ。戻って来るのを待ってるんだ。ずっと、ずっと・・・」

足元をなくして落下するような感覚に捕らわれて、テュッテは自分の上着の裾を掴んだ。
立っていればくず折れていただろう膝は、かたかたと震えていた。



「ねえ、とってもひどいと思うんだ。
小さくって、弱いっていうことは。

お姉さんのように、このひとのように強ければ、羽根でもあれば、僕はこのひとを傷付けずに済んだのかな。
誰も死なずに済んだのかな。ねえ…」

眠たそうな歌うような声は、愛おしくて、可愛らしかった。
テュッテは頬がやけに、熱いと思った。
男の目は最後に見た海の色だった。

頭が石のように重く、額の奥に鈍い痛みを覚えた。
視界が歪み、男の子の褪せた麦色の髪が、そこらじゅうに溶け出していった。

それは冬の日の、真昼の日向のように見えた。



【end】

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