最終回

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終わっちゃいましたね。何だかあっという間でした。

来年でうちのリヴリー10歳だったのにとか思ってしまいますが、
ネットゲームがここまで長く続いたのは驚きだし、これまで
何度も終了の危機を踏ん張ってくれたんんだろうなあと思うと
すごい運営さんたちでしたね…(つ_;)


いつかまた、リヴリーというやたら種類の多い面白い生き物たちが…
復活してくれることもあるかも知れない、ですね。
いや、神社で2度もポフ神を見たゆえ、間違いないでしょう…



私のリヴリーは…一時期預かってくれた友人に感謝しています

私にも感謝しているそうです
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してなかった?!





終了間際にグリンの丘に行ったら、レビル君がいましたね
なんと、エドワード博士が…。。
リヴリーの事は実は好きだったんですね。
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好きな子をいじめちゃう感覚でしょうか。
何か深いワケがありそうですが、
もう謎のままなのかな。

レビル君かわいいですね。
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ジオラマ人形集めてショット!おりゃあああ
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以下、続き兼最終回です。




最終話

「いつも傍に」





ユーファナスは帰路につきながら思案していた。
これまでの数か月、何度も何度も繰り返し考えて、いつも同じ結論に達した。
それでも、ツーツクの待つ家へと向かう度に、また考えた。

だから今日もまた同じ結論を噛み締め、ドアノブに手をかける。
しかし、玄関の扉を開けると、いつもと違う事に気付いた。

部屋から明かりが漏れている。


今は午前1時。
ツーツクは夜通し遊んできて叱る事も度々あったので、珍しくはない。
とはいえ、リヴリーたちを眠気が襲うようになってからは寝入っている時間だ。


「おかえりなさい…」

「あ、ああ。起きていたのか」

「起きていちゃマズイの?」


不穏な空気を感じてどうしたものかと思えば、
不意にツーツクが何か物体を投げつけてきた。
ヒュンッと空を切って壁に突き刺さったそれは学校などでも
よく見かける楽器である。

「タンバ…はっ、まさか…」

「ゴルツクさんに、それ、貰ったんだよ?」

ごくり…。

2人の間に緊張が交錯する。
ツーツクが視線を落として言った


「僕は眠る前に捨てられるんだ。あっ、もしかして引き渡し所に…」

「いや、そういうわけではない」

ユーファナスは驚いて疑惑否定した。


自分が航海に出る準備をしている間に、正直そこまでツーツクが
マイナスの方向に思い悩むとは思っていなかった。



食事の準備はしていたし、食べているのを確認していた。
リヴリーの世界がフラスコの眠りになる事は、ツーツクのペースで知り
そして考える事が必要だと思っていた。

「俺はこの世界が終わる時、航海に出るために、準備をしていた。
だがその航海にお前がついてくるのは危険過ぎるのだ。」

「ゴルツクさんのおかげで、変な力を付けたんだよ。それでも危険なの?」

「……」

「ユーファナスは僕と、僕と…
離ればなれに…なっても…なっても…!」

涙がどんどん溢れてきて、視界が水分に埋められてもう何も見えなくなった。
ツーツクは次の瞬間、優しく抱きしめられていた。

「平気なわけがない。それでも…」

「邪魔しないようにするっ。連れてってよ!」


「駄目だ」と言おうとした瞬間、聞き慣れた声が深夜の部屋に響いた。

「連れて行ってあげなさいよ。何を怖がっているの?」


バーンとドアが開かれると、テュッテが立っていた。

「…お前たちはどういう事か知らない。人間の世界で彷徨うという事が…」

「失うのを恐れてるのね」

テュッテは何かを分かって欲しいようだった。
「でもどこに居てもそれは同じ。私も怖い。眠るのが怖い…。
あなたが、あなたたちも、みんな他のリヴリーも
本当に失われてしまうとしたら怖い」

ユーファナスはしばし言葉を失いテュッテを見つめていたが、噛みしめるようにつぶやいた。

「…お前は失われたりは…しない。お前もこいつも
どこに居ようとも…。
おれは信じなくてはならないのだな…すまない」


ぽかんと突っ立って見ていたツーツクは、
ユーファナスの袖を引っ張って言った。

「ねえ、プロポーズしないの?」

「ええええ?!」「し、知らん」

「ねえったらねえったらねえねえねえねえねえねえ」


テュッテが追い回されてユンクジャンプし、ユーファナスの頭にたんこぶができた後、
はしゃいで満足したのかツーツクは眠ってしまった。

「もし…」

「え?」

「もしもお前が目覚めたら…、その時は。」

「…もしも、あなたが海から戻ってきたら、その時に。」

テュッテは眠っているツーツクの頭をなでながら、
想い人と見つめ合い微笑んだ。今までの可笑しな思い出を語り合い、
それは優しい束の間のひとときだった。




結局ツーツクはついて行くことになった。
「よろしくおねがいします!床みがきから始めますので苛めないでください」
見付けてきた船旅仲間である船員たち、航海士や機関士、医師や商人、そして船長に
ツーツクが緊張して挨拶する横で、ユーファナスは相変わらず不安を抱えていた。
しかし、テュッテをフラスコに見送った後は、どこか吹っ切れたようだった。









飼い主たちとの通心がとぎれて、皆が博士のところで
眠りについたり旅に出たりした次の日、晴天に雨が降った。

光の中のキラキラした雨粒は、リヴリーたちが飼い主を思って流した
『大好きだよ』の涙であるという。




いつもそばに、今もそばに。






おしまい。


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何だか未消化な内容でしたが終われました。
時間が無くて線画だけになってしまいました;
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